2024年11月、ホロライブの兎田ぺこら(通称:ぺこら)が、自身の配信活動への思いと、ホロライブ内での変化について率直に語りました。デビューから6年目を迎えたぺこらは、活動を続ける中でのモチベーションや考え方の変遷、そしてホロライブが進化してきた過程での自らの立ち位置について、配信を見に来ているファンに向けて想いを伝えました。
配信への情熱と「自分のペース」を見つけるまでの変化
兎田ぺこらは、デビュー当初から一貫して「配信命」としての情熱を持って活動してきたと語ります。特に初期は、体調や喉の状態が悪くても無理を押して配信を続けることが多かったようです。しかし、年数を重ねる中で、体調管理の重要性を理解し、無理をせず「休むときは休む」というスタンスを取り入れるようになったとのこと。
今はマイペースで活動できている!
ぺこらはこの変化について、「やっと大人になったみたい」と表現し、現在では自分のペースで活動を楽しめているとしています。「今はやりたかったらやるし、休みたいときは休む」と、自分に無理をかけず配信を続けられるスタイルを確立できたと話しました。
昔も全然義務感で配信してはいないよ
ホロライブ内の多様な活動スタイルとその変化
ホロライブのタレントとしての活動は年々広がりを見せており、VTuber活動の範疇を超えて、ライブイベントや音楽活動、メディア出演など、多方面での活躍が求められるようになっています。
この状況についてぺこらは、「新人も増え、メンバーそれぞれが目指す方向性ややりたいことも異なってきている」としつつも、自分自身の軸は「配信」にあると述べています。
「ホロライブが大きくなるにつれ、アーティスト路線やライブ活動に力を入れる流れが強まっている」と語る一方で、「自分はやっぱり配信が一番好きだ」と強調しました。ぺこらにとっては、どれだけ活動の幅が広がろうと、配信がファンと直接つながる原点であり、最も重要な要素であるとしています。
ぺこーらは歌うのも好き、ライブも好き。だけど配信の方を重要視している。
方向性の変化と組織としての進化
ホロライブ自体も、初期の配信メインのスタンスから、近年は「安全で安定した成長」を重視する方向に移行していると感じているとぺこらは語りました。
特に興味深いのは、ぺこらが「このゲームがやりたい!この企画がやりたい!」と配信で行う新しいコンテンツを運営に提案していた時期もあったことです。この提案が受け入れられない時には悔しい気持ちもあったと率直に話しています。
組織として大きくなると「BANされる可能性」のある新しいコンテンツはちょっと難しくなってくるのかなと感じました。
ぺこらの一貫した配信への熱意と、それに対するホロライブ運営のバランスを取った判断は、組織が大きくなるにつれて必然的に発生する課題であることが伺えます。
別にヤバい配信をやろうとしているわけじゃない。もっともっと配信とか盛り上げていったほうがいいなって思っている
ホロライブへの感謝と未来への意気込み
最後にぺこらは、「ホロライブじゃなかったらできない仕事がたくさんある」と、ホロライブへの深い感謝を表しました。ゲーム配信を中心とした活動が多いですが、それでもホロライブの一員として経験できる様々な仕事に感謝していると語り、ファンに向けても感謝の意を伝えました。
「大きくなるにつれて変わっていくことは自然なことで、それをどう受け入れて適応していくかが大事」と冷静に語り、ホロライブの一員として新しい時代のVTuber業界を切り拓いていく覚悟が感じられます。
ぺこらはやりたいようにできてるからハッピーって感じ
ホロライブじゃなかったらできない仕事たくさんあるし感謝してる