ホロライブ「さくらみこ」、Steamの怪作『利用規約に同意したい』で16時間耐久―“利用規約”と戦い続けた末の悲劇的結末に

ホロライブ所属のVTuber・さくらみこさんが12月19日21時から配信したゲーム実況が、そのあまりにも過酷な結末で大きな話題になっています。Steamで配信中のインディーゲーム『利用規約に同意したい』に挑戦し、クリアまでに16時間を費やしましたが、待っていたのは無慈悲な”完全リセット”でした。

1925回の「同意」

19日夜に開始された配信で、さくらさんがプレイしたのは「ゲームを始めるために、大量かつ難解な利用規約に同意し続けなければならない」という異色のパズルアクションゲーム『利用規約に同意したい』です。

当初は「しっかり読んで同意するだけ!」と自信を見せていたさくらさんでしたが、開発者が仕掛けた数々の罠(偽の同意ボタン、動くチェックボックス、タイムアウトなど)に翻弄され、配信は深夜から早朝、そして昼へと突入しました。

最終的な記録は次の通りです。

  • 同意した回数:1925回
  • 同意しない・不同意の回数:422回

ファン(35P)が見守る中、眠気と戦いながら1925回もの同意ボタンをクリックしました。422回の「不同意(ミス)」によるやり直しを乗り越え、不屈の精神でマウスを握り続けた姿に、コメント欄では「これがエリートの忍耐力か」「規約を読むだけで朝が来た」といった声が上がり、奇妙な一体感と感動が広がりました。

苦労の末のアクションパート、わずか3分で崩壊

開始から16時間が経過し、ついに全ての規約への同意ミッションが完了しました。画面が切り替わり、タイトル画面の向こう側にある「本編のアクションゲーム」が解禁されました。

歓喜の声を上げ、意気揚々とキャラクターを操作し始めたさくらさん。しかし、このゲームの真の恐ろしさはここからでした。

操作開始からわずか3分後、初見殺しのトラップによりキャラクターは死亡しました。画面には「GAME OVER」の文字と共に、最初の利用規約画面(1条目)へと戻される演出が入りました。

たった1回のミスで、16時間の苦労が水の泡となる鬼畜仕様です。呆然とするさくらさんと、阿鼻叫喚のコメント欄。再挑戦するには再び膨大な同意作業が必要となることが判明し、配信の空気が一変しました。

「ぶっちゃけ楽しかった」

画面が初期位置に戻った時点で、さくらさんの体力と精神力は限界を迎えていました。

再走することは物理的に不可能と判断し、ここで配信終了を宣言しました。16時間を棒に振るという衝撃的なバッドエンドにも関わらず、最後には「ぶっちゃけ楽しかったです」と清々しい笑顔で感想を述べ、長時間見守ったファンへ感謝を伝えました。

SNSでは「伝説」として拡散

X(旧Twitter)上では「伝説の3分間だった」「16時間のフリが効きすぎている」「『利用規約に同意したい』でここまでドラマを作れるのはみこちだけ」といった称賛の声が相次ぎ、「さくらみこ」「利用規約同意」などの関連ワードが長時間トレンド入りする事態となりました。

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