VTuberグループ「ホロライブ」に所属する5期生の桃鈴ねねさんが、自身の配信で過去に起こした「伝説のお漏らし(情報漏洩)事件」について語りました。
「今だったら契約解除されてもおかしくなかった」と本人も振り返るその事件は、いったいどのような内容だったのでしょうか?
同期の超重要情報をうっかりポロリ
事件が起きたのは、桃鈴ねねさんを含む5期生「ねぽらぼ(雪花ラミィ、桃鈴ねね、獅白ぼたん、尾丸ポルカ)」のデビューから間もない頃。ねねさんは、ファンに向けて毎週の活動スケジュールを公開していました。問題は、そのスケジュールの中に書かれていた内容でした。

1週間ごとに当時スケジュールを出してたんだよ。そしたらそのスケジュールの中にねぽらぼの3Dお披目があるの書いちゃって
なんと、同期メンバーの3Dお披露目という、ファンにとってはビッグイベントの情報を、本人の口から公式に発表される前に公開してしまったのです。
特に、雪花ラミィさんの3Dお披露目に関しては、「◯月◯日ラミィ3Dおめでとう」といった内容を自身の予定に書き込んでしまい、完全に情報を漏らしてしまいました。
なぜ事件は起きたのか?
では、なぜこのような重大な情報漏洩が起きてしまったのでしょうか?
これは、ねねさんに悪意があったわけでは全くなく、むしろ同期のメンバーをお祝いしたいという善意から生まれた、うっかりミスでした。

みんなのおめでとうのスケジュール書いたらそれみんながまだ公表してないことだったんだよね。
自身のスケジュール表に、同期メンバーのお祝いコメントを書き加えたところ、それがまだ世に出ていない「未公開情報」だったというわけです。仲が良いからこその行動が、裏目に出てしまったのです。
運営や同期の意外な対応とは?
通常、企業にとって未公開情報の漏洩は非常に大きな問題です。しかし、驚くことに、当時の運営スタッフからは特に怒られることはなかったそうです。

運営さんに怒られたかって言われると、別に怒られてないんだよな。
また、情報を漏らされてしまった同期のメンバーたちも、激怒するわけではありませんでした。
デビュー当時から「ねぽらぼ」のメンバーたちが、お互いを信頼し、温かい関係を築いていたことがうかがえますね。もちろん、ねねさん本人はメンバー全員に平謝りしたそうです。
今なら株価が動く?笑い話で済まない現在の状況
当時は笑い話として収まったこの事件ですが、ねねさん自身は「今だったら本当に危なかった」と、その重大さを改めて感じているようです。
ホロライブを運営するカバー株式会社は、当時と違って現在は上場企業です。
上場企業とは、社会的な信用が高く、株式市場で会社の株が売買されている企業のことで、会社の重要な情報(例えば新人デビューや3Dお披露目など)は、株価に大きな影響を与える可能性があります。
もし今、同じことをしてしまったら、会社の株価が大きく変動し、「契約解除」だけでは済まない大問題に発展していたかもしれない、とねねさんは語ります。
この「伝説のお漏らし事件」は、今やファンやメンバーの間では笑い話の一つになっています。失敗を乗り越え、それをネタにしてファンを楽しませる桃鈴ねねさん。そんな彼女の明るさと、同期との強い絆が、見えた配信でした。



