明るく破天荒なキャラクターで人気を集める、ホロライブDEV_ISの輪堂千速。そんな彼女が配信で語った「デビュー前の職歴」が、あまりにも壮絶で人間味に溢れていると話題です。大卒枠への強行突破、心の病による退職、そして自分探しのモラトリアム期間……。今の彼女の笑顔からは想像もつかない、意外な過去がありました。
高校生が「大卒枠」に直談判で挑んだ話
配信の中で、リスナーからの質問に答える形で自身の就職活動時代を振り返った輪堂千速。
千速さんが通っていた高校は、就職率100%を誇る学校でしたが、どうしても譲れない夢がありました。
それは「特定の楽器店で働くこと」。
しかし、その企業は基本的に「大卒」しか採用しておらず、さらに彼女が希望していたのは営業職でした。しかし、ここで諦めないのが輪堂千速という人物。なんと学校に出入りしていたその楽器店の担当者に直談判を行ったのです。
何度も断られながらも熱意を伝え続けた結果、ついに担当者が会社と掛け合ってくれることに。特例として求人票を出してもらい、見事「初めての高卒社員」として採用を勝ち取ったのです。

理想の職場での挫折、そして「うつ病」による退職
念願叶って入社した楽器店。そこは彼女にとって「いい職場」でした。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

「ま、うつ病になって辞めたけど。いい職場ではありましたよ。色々人間関係で結局辞めちゃったけど」
さらりと語っていましたが、その内容は衝撃的なものでした。人間関係の悩みやプレッシャーから心を病んでしまい、退職を余儀なくされたのです。
特例で採用してもらった恩義がある分、感じた罪悪感は相当なものでした。「押してくださった方にも、会社にも申し訳なかった」と、当時の苦しい胸の内を明かしています。仕事自体は好きだったものの、どうしても続けられない状況に追い込まれてしまった過去。
いつも元気な千速さんが抱えていた繊細な一面が、リスナーの心に響きました。

営業職が向いていなかった「優しすぎる理由」
様々な職種を経験する中で、は「なぜ自分が最初の営業職で辛くなってしまったのか」という理由にたどり着きます。それは、千速さんが持ち合わせている「共感性」と「優しさ」ゆえのものでした。
彼女が担当していたのは、学校や教育機関向けの営業。中高生に対して高価な楽器を販売する必要がありました。

「中学生とか高校生とかに、楽器を買う良さを説いて両親に買わせるっていうのをしないといけない。長く続けるかわかんないことに何十万も出してもらうわけやんか。それが結構しんどくって」
「自分の楽器が欲しい」という生徒の気持ちも痛いほど分かる一方で、「子供に高額な出費をする親御さんの気持ち」も分かってしまう。その板挟みに悩み、高いものを売り込むことに罪悪感を抱いてしまったのです。
「喋ることは好きだけど、人に何かを売るのは向いていなかった」
そう自己分析した千速さんの言葉からは、商売気よりも相手の事情を優先してしまう、根っからの人の良さが感じられます。

まとめ
壮絶な職歴と心の傷を、今では笑って話せるようになった輪堂千速。「辛い経験があったから今の自分がいる。いい経験でした」と、千速さんは当時を振り返ります。
回り道をした期間があったからこそ、千速さんは「ホロライブ」という場所にたどり着き、その才能を開花させることができました。かつて営業職で千速さんを苦しめた「相手を思いやる優しさ」や「喋ることへの情熱」は今、配信を通じて多くのファンを笑顔にする力になっていると思います。








