許諾を取っていても防げなかった――戌神ころねの「アニクラ歌枠」アーカイブ非公開が示すYouTubeの問題

許可取っています

アーカイブが突然、消えた

2026年4月27日、ホロライブゲーマーズ所属VTuber・戌神ころね(以下「ころさん」)が4月10日に行ったアニクラ歌枠のアーカイブが、突然非公開となりました。

アニメクラシックス アニソンFire FES歌枠
非公開となったアニメクラシックス アニソンFire FES歌枠

この配信は「アニメクラシックス アニソンFire FES」のMC出演を記念した特別企画で、昭和・平成の名作アニメ映像をバックにアニソンをリアルタイムで歌うという、通常では権利的に実現困難な内容でした。

配信の様子

主催側が事前に権利元から正式に許諾を取得した上で実施したものでしたが、それでもアーカイブは失われてしまいました。

アニメクラシックス公式はXで次のように発表しています。

「本配信は、権利元に事前に許諾をいただいた上で実施しておりましたが、YouTube上で再度ブロックされる可能性を完全に払拭できない状況を踏まえ、当該アーカイブを非公開とさせていただきました」

https://x.com/aniclahanabi/status/2048696152770715863?s=20
https://x.com/aniclahanabi/status/2048696152770715863?s=20

実は配信中に3回、BANされていた

では、なぜアーカイブを公開し続けることができなかったのでしょうか。その背景には、配信当日から起きていたトラブルがありました。

配信開始からしばらくして、YouTubeが自動的に配信を停止。「許可済み」であることを認識できないまま、システムが問答無用でブロックしたのです。

BANになった瞬間

スタッフが対応して再開するも、その後も「※許可とってます」と画面に大きく掲示しながら続行するという異例の事態に。結局、配信中に計3回のブロックが発生しました。

なぜ許諾済みでもブロックされるのか

問題の核心は、YouTubeの「Content ID(コンテンツID)」というシステムにあります。

Content IDの仕組みを示すフロー図

Content IDは、著作権者があらかじめ登録した音楽・映像データと、アップロードされた動画を自動照合し、一致すれば自動でブロック・収益化などの処理を行うシステムです。

重要なのは、人間が「許可済み」と判断していても、このAIシステムはそれを知らないという点です。

権利元がアニメクラシックス側に使用許諾を出していても、そのデータがContent IDに反映されていなければ、YouTubeのAIは「無許可」と判断してブロックを実行します。

ブロックされればころさんのチャンネル自体にリスクが及ぶ可能性もあり、アーカイブを非公開にするという判断はやむを得ないものだったといえます。

ころさんへの心配も

ころさんは4月26日、「メンタルに来ることが短期間で重なってしまい、楽しく配信できそうにないのでお休みにさせてください」とXに投稿しました。

https://x.com/inugamikorone/status/2048339532295352599?s=20
https://x.com/inugamikorone/status/2048339532295352599?s=20

そのポストの後、アニメクラシックス公式によるアーカイブ非公開の発表が重なったことで、ファンの間では「これも追い打ちになったのでは」という憶測も広がっています

もちろん原因はころさん本人にしかわかりません。それでも「気持ちや環境を整えたらまたいつも通り配信するので待っていてくれたら嬉しい」というメッセージには、ころさんらしい誠実さが滲みます。

アーカイブは失われましたが、「アニメクラシックス アニソンFire FES」岡崎公演は5月16日(土)に予定されており、ころさんはMCとして登壇します。

アニメクラシックス アニソンFire FES 岡崎公演:2026年5月16日(土)開催予定

【愛知】戌神ころねがMCで登場!アニソン×花火の祭典「ANISON Fire FES」が岡崎で開催決定

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